最近格安スマホが人気ですね。まあ、大手キャリアのスマホは、2年契約の縛りがあったり、月額料金が高すぎたりするので、格安スマホへの移行が進むのは当然だと思います。ぼくも、格安スマホに移行済みで、夫婦二人で月額料金を大幅に下げることに成功しました。
でも、料金が安いということは、当然そのトレードオフもあるわけで、格安スマホに移行する際には、あらかじめそのことを認識しておく必要があります。そうでないと、「移行しなければ良かった」ということになりかねません。
ここでは、安さのトレードオフとして挙げられる主な項目をまとめてみました。
速度が低下することがある
格安料金を提供しているMVNO(楽天モバイルやIIJ mioなどのサービス事業者)を利用している場合、時間帯/場所によっては、大手キャリアよりも速度が低下することがあります。
特に人が多い時間帯や場所では顕著に速度が低下し、なかなかネットにつながらないこともあります。
混雑する時間帯:朝夕の通勤時間帯/お昼休みなど
混雑する場所:駅/何か催し物が開催されている場所など
これは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているMVNOの宿命みたいなものですね。大手キャリアとの接続回線を太くすればするほど、速度は安定しますが、それだけコストもかかります。
コストがかかりすぎれば通信料金を安くできませんし、速度が遅すぎると解約してしまう人が増えるし、と各MVNOでバランスを取っている感じです。
また安さを売りにして多くのユーザーを集めると、通信する人が多くなりすぎて速度が低下してしまうことがあります。
ぼくは在宅で仕事をしているので、ほとんどWiFiで接続しています。LTE回線はたまに外出するときに使う程度なので、速度が低下していても、そんなに支障は出ません。
そういう意味では、MVNOは次の条件に合致する人が向いていると思います。
・家の中でWiFiを使用する機会が多い
・混雑する時間帯にスマホをヘビーに使用しなくても大丈夫
逆に都心で働いているサラリーマンの場合、通勤時間やお昼休みの時間にスマホをヘビーに利用する機会が多いので、速さを重視する場合には、料金が高く手も大手キャリアの回線を使い続けるという選択肢もありだと思います。
店舗が少ない
大手キャリアは、全国津々浦々に店舗を構えています。なので、ちょっと聞きたいことがあったときや、トラブルが発生したときなどは、店舗に駆け込めば対処してもらえます。
スマホがないと生活が成り立たないという人は多いと思うので、店舗が充実していることは大きな安心につながります。
一方のMVNOは、コストを削減するため、実店舗を構えているところが少ないです。あったとてしても、大手キャリアと比べると、非常に少ない。なので、トラブルがあったときに駆け込む場所がなく、サポートに電話してもなかなか繋がらない、という事態が発生しがちです。
そういう意味では、格安スマホは、自分である程度のトラブルには対処できるリテラシーがある人にオススメです。
ぼくの場合、PCやスマホなどのガジェット系は大好物なので、多少トラブルが発生しても自分で解決できます。なので、店舗網が充実しているかどうかは、あまり考えなかったですね。
トラブルのときに手厚くサポートしてもらいたい、と考えるのであれば、大手キャリアを使っているのが無難でしょう。
格安スマホに移行するのなら、メリット/デメリットを勘案すべき
他にも、格安スマホでは、キャリアメールが使えない、端末補償が充実していない、などのデメリットもあります。
こう書くとデメリットだらけに思えますが、それでもやはり料金の安さは魅力的です。これらのデメリットをちゃんと認識しておき、それよりも料金の安さが方がメリットが大きいと判断できたら、格安スマホを選べばいいと思います。
・一定のリテラシーがあり、トラブルにあってもなんとか自分で対処できる
・速度低下する場所/時間を認識しており、速度が低下しても、影響を最小限に抑えられる
という人が格安スマホに向いています。